プロであるはずの検察が「証拠が足りないから起訴できませんでした、てへ。」って言って不起訴にしたのに、アマチュアが出てきて「一般の目から見て不起訴は納得できないから起訴しろ」っていう制度。

「どうせ起訴しても、証拠ないから裁判で有罪にはならないんだけどな〜。でも、どうせ有罪にできなくても、検察が起訴したわけじゃないから、検察に汚点がつかないからいっか〜」
「この制度なかったら、なんで検察は起訴しないんだ!って叩かれるばっかりだったから、まあいいはけ口だよね」

責任を一般市民にも押し付ける辺り、裁判員制度に似てる。

流れ的に検察がもう一回不起訴にして、検察審査会がもう一回起訴相当と議決して、強制起訴までは確定みたいだから、あとは裁判でどうなるかが焦点。もし無罪になったらこの制度自体の意義が問われるし、有罪になったらなったで検察の信頼は失墜。

あと違った見方としては、日本では「起訴される=なんか有罪っぽい」なので、強制的に起訴する権限というのはいささか危険。推定無罪なんて言葉は、検察の努力義務以外のなんでもない。

気づけばもうすぐ五月です。五月末までに決着できなければ…って言ってた人が、決着という日本語をどうこねくりまわすかが見物です。

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