3人以上で遊ぶいわゆるマルチプレイヤーズゲームをプレイしてて最近思ったことをつらつらと。全体的に一般論で是非論です。特殊なボードゲームを想定しているわけではありません。また、一応断っておきますが、ある種のプレイヤーを批判するものでもありません。

たとえばABCDの4人があるボードゲームをプレイしているとする。ゲームは佳境に差し掛かり、4人の駆け引きにも自然と熱が入る。現在の4人の得点はそれぞれ
A…60点
B…50点
C…40点
D…30点
とする。

そんな中で、次のようなことが起きた。
ケースその1:中盤、Bの選択の結果、Aに10点、Bに10点が入った。それに対してCが「おいB、それはないよ」と発言した。

この場合、ゆきやんの立場としてはB全面的支持となる。「マルチプレイヤーズゲームの基本」は、左のプレイヤーと50、50の利益を出し合って、右のプレイヤーとも50、50の利益を出し合って、結果として50、100、50で勝利することだと思っている。
ただ、マルチプレイヤーズゲームにはもうひとつ鉄則がある。それは、「(現在の)トップを他のみんなで叩く」。トップをトップのままにしておけば他のプレイヤーは全員負けるので、トップではないプレイヤーはトップを落とすことも考える必要がある。しかし、これはゆきやんが考える「マルチプレイヤーズゲームの基本」と矛盾しているようにも見える。ケース1において、CとD視点から見れば、Bの選択は現在のトップに利益をもたらしてようにも見えるからだ。しかし、Bにしてみれば次にCかDと同じように自分と10点ずつ得るような選択を行えば、前述の「基本」通りなので、ケース1のBはそれに沿ってプレイングをしているにすぎないのである。
ゆきやんが「基本」>「トップを叩く」と考える以上、ケース1におけるBの行為は、ゆきやんの中では正当化される。
で、この辺から今日の本論。
ケースその2:Cの選択の結果、Aに20点、Cに10点が入った。それを見たBが、口を開けたまま硬直した。

Cの行為は明らかに「基本」ではない。さらに、「トップを叩く」どころかトップを押し上げている。Cの選択は、新たな要素である「2位でもいいかな」が登場し、さらにそれが「基本」や「トップを叩く」よりも優先されているように思える。
ゆきやんは、ケース2のCの行為をありえないものだと考える。マルチプレイヤーズゲームをやっているときの優先順位は、あくまでも「1位になる」>「2位になる」であり、よって「1位になる」ための「基本」や「トップを叩く」が行動指針となるからだ。

…が、それはゆきやんにとってありえないだけで、ケース2のCにとってはありえるのかもしれない。Cにとってのその選択が、ゆきやんにとっての「基本」と同じく最良(だとそれぞれ本人が思い込んでいる)なのだとしたら、ケース2のCをありえないと言い切るゆきやんの行為は、ケース1でBに「それはない」と言い放ったCとなんら変わらない。気がした。
書き留めておきたかったのは以上。多分そのうち追記か書き直しかします。携帯だとこんなもんです。
以下はおまけ。
ケース3:点数上記のまま最終ラウンドを迎え、ついに選択権を残すのは最下位のDのみとなった。Dが選択できるのは次の2パターンである。
1.Aに20点入る
2.Bに20点入る

最後の最後にきて、急にキャスティングボードを握る最下位が確定しているD。あると思います。AとBはDがどちらを選択するにせよ、結構切ない気持ちになります。

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