せっかく日本語版が出たので、アグリコラまとめときます。最近はアグリコラでここにたどり着かれる方もいるようなので、できればちゃんとしたのを・・・と言いたいところですが、このブログのあてにならなさ具合は歴史が物語っているので、あまり参考にならないと毒消し毒消し。

・ゲームの最初に配られる職業カードと小さな進歩カードの束を見て、今回の14ラウンドのプランニングをする
これでゴールまでのだいたいの道筋が見えます。カードとにらめっこして、まずどうやって14ラウンド食べていくかを考えます。例えば「職業:石工」とかがいると、「石と葦と食料1出るアクション(4人用の追加アクション)で合計食料4出る、むふふ」とかですね。これができるようになるには、それぞれのカードがどういう働きをするかがつかめてないと難しいんで、とりあえず「何だこれ」っていう職業はいろいろ使ってみるといいです。私も使う前と使ってみた後で評価変わるカードが結構ありました。
最近はカードの強弱がはっきりしてきはじめたので、以前も書きましたが仲間内でやる時は「職業カード&小さな進歩カードのドラフトルール」を採用しています。配りきりよりは運要素を削れてるとは思う。

・食料基盤が先か、家族を増やすのが先か
これも前にいろいろ書きましたが、最近は完全に自分の中では「家族増やすの後回しプレイ」が主流です。まわりみんなベタ降りとかだとまた違いますが、よほどのことがない限り最初に家族が増えることはしないなあ。やっぱり食料基盤作ってからの増員の方が楽だし、手数が少なくても他のプレイヤーとやることをずらせば十分手数の不利はカバーできるので。職業【家長】とかあると話変わりますけどね。

・木が足りない
4人プレイだと1ラウンドに登場する木は木3、木2、木1の全部で6本。全部で14ラウンドなのでゲーム中84本出てきます(14ラウンドで出てきた木を有効活用できるのかっていう話もあるんで、実質もっと少ない)。これを4で割ると1人あたり21本。木の家1部屋増築したら5本使うのであと16本。そう、残りはたったの16本なのです。あと1部屋増築したらもう11本しかありません。柵どうすんのってなります。小さな進歩なんてコストに木使うのばっかりなんで、そこに使ってたらさらに足りない。
とりあえず部屋を増やしたいので、序盤の木は争奪戦になります。いや、中盤以降も柵用木材の争奪戦ですけど。その中で、木がほしいタイミングを他のプレイヤーとずらせれば強いなあとか、そんなことばっかり考えてます。

・初版と2版以降では、ちょっと変更があってるようだ
3人プレイ用追加アクションがちょっと変更になってるらしいです。伝聞ですが。私はドイツ語初版でずっとやってきたので、どう変わったか気になるところ。
で、この変更に限らずアグリコラは非常に柔軟なゲームだと思います。各種カードもさることながら、ラウンドアクションでさえもルールを追加・変更がたやすい。だからこそのXデッキだったりZデッキだったりするんでしょう。
今後の拡張にちょっと期待してます。

・ガチゲーというよりは、やっぱり遊び要素の方に比重が置かれたゲームだと思う
悪く言えばそこまでバランスは取られていない(特にカードの強弱)ということになるのかなあ。だからこその「ドラフト」なんだけど。よって、そもそも攻略という概念自体ちょっと違うのかもしれません。ま、なんだかんだでいまだに感覚でプレイしてることの方が多いし。
ご飯が足りないです!って言いながら遊んでる方が面白いですよね。ので、本当は最速で家族増やしてあとは自転車操業とかの方が好きは好きです。さっきと言ってることが違うのは、これだとやっぱり勝てないんだよなあってことです。中~終盤に家族総出で食料探しとか、目もあてられません。

・最近の勝つためのポイント
ある程度慣れてくると、MAX4点の各項目についてはだいたい同じような点数になってきます。じゃあどこで勝敗が分かれるかというと、まず進歩カードの点数(ボーナス含む)、それから家のグレードです。特に、進歩カードの点数は非常に重要。組み合わせ次第で10点オーバーなんてしょっちゅうです。分かりやすいのは井戸ですが、小さな進歩もなかなか侮れないものが多数。お気に入りは別荘ですかね。一度は出したいカード筆頭です。
調理場って1点なんだよなあ。ゲーム中はステーキおいしいです!って重宝するけど、最後の得点という意味で暖炉のほうが強い気がする。
あとはかご製作所が超オススメです。途中の食料基盤にもなるし、最後余ってる葦さらってボーナス3点計5点とか強そうに見える(とか言って実際にとったことは少ないですが)。4人ゲーだと、石と葦と食料1を2回踏めば材料そろうんで簡単。でも、葦食べて生活ってどんなだろうっていう疑問はわきます。

・好きな職業を何枚か
※引用文は初版時の日本語訳です。最新のものと異なっている可能性があるので注意してください。

Eデッキ
【小売人】
このカードの上に下から野菜葦レンガ木材野菜石小麦葦を1つずつ重ねる。食料1でいつでも一番上の食料を買える。

序盤から野菜が取れるカードは強い。アクションを消費せずに何かができるカードは強い。ご飯が足りないのは何とかしてください。
【八百屋】
小麦を取るのアクションのたびに追加で野菜1を得る。

畑を一気に耕せるカードがあると鼻血吹く。小麦と野菜を序盤で量産できると、暖炉でも調理場でもご飯が食べられるのが強いですね。

Kデッキ
【羊使い】
アクションで羊を取るたび追加で羊1をストックから得る。繁殖フェイズ以外ならいつでも羊3を猪1と牛1に交換できる。

序盤から牛が増えだすと本当に強い。交換できるとかだめだろ交換しちゃ。

Iデッキ
【畑番】
小麦をとるのアクションのたびに追加で畑を1つ耕せる。

意味不明。1R畑番→小麦、2R小麦、3R小麦、4R小麦→種をまくとかもう意味不明。
【収入役】
ラウンド11から自分だけそれ以降のラウンドで使うラウンドカードのアクションも選べる。ラウンド11からのラウンドカードはラウンド11の始めに表になる。

部屋が3つしかなくても、半々の確率で家族5人確定します。

・カード相互の作用の話
2枚以上のカードの組み合わせで強いー!っていうのを探すのも一番上に書いたプランニングともかんでてかなり重要です。それから、コンボが偶然完成したりして楽しいんですよね。職業【パン屋】と小さな進歩【石臼】なんかも、立派なコンボだと思います。というかこの2枚の組み合わせはさすがに強かったなあ・・・。
で、コンボといえばEデッキの職業【大学者】+小さな進歩【檻】はちょっと強いを通り越してるレベルなんじゃないだろうか。4ターン目までに檻が出ちゃうとあと消化試合になっちゃうんで、さすがにどうだろうって思ってます。

・最後
前述しましたが、とにかくまずはいろんな職業を使ってみることをオススメします。職業に引っ張られながらプレイするのも、結構楽しいですよ。
そうそう、実は職業&小さな進歩カードを全く使わないファミリールールがかなりガチゲーなのですが、それはまたそのうちということで。

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