今年も実況形式でできるだけ淡々と。

決勝の組み合わせは、「タルモゴイフをきって緑命令を入れた」というサミソさん(赤緑ビッグマナ)と、「1ターン目に出した1/1飛行に2ターン目不安定性突然変異2枚つけて殴ったら勝つでしょ」と2匹目のどじょう(注1)を狙ったアダチさん(青黒フェアリー)の対戦です。
デッキリストは、主催者のやきそばさんがアップしているのでそちらをご覧下さい。

以下文中敬称略

ダイスロールで先攻はサミソ、両者ノーマリガンでスタート。1ターン目2ターン目ともに《森》を置いてエンドのサミソに対して、アダチは1ターン目《雲のスプライト》から、2ターン目に《不安定性突然変異》×2で宣言どおりのロケットスタートを見せる(サ13-20ア)。サミソは3ターン目に《カープルーザンの森》セットから《獣群の呼び声》をプレイし3/3トークンが場に出るが、飛んでるフェアリーには関係ない。次のターン-1/-1カウンターが2つ乗って5/5になったフェアリーがアタック(サ8-20ア)、さらに2体目の《雲のスプライト》を場へ。
4ターン目、《森》を置いてから象トークンで攻撃してきたサミソの3/3トークンはアダチが《名も無き転置》。サミソは土地を立てたままターンを返す。アダチのターンのアップキープ、さらに-1/-1カウンターが2つ乗って3/3になったフェアリーへサミソの《火葬》が飛ぶ(サ7-20ア)。アダチは3枚の手札を少し眺めてこれを了承。《雲のスプライト》で攻撃して(サ6-20ア)、《ウーナのうろつく者》をプレイする。
ライフが厳しいサミソは次のターンに《紅蓮地獄》でアダチのクリーチャーを一掃するもこれでライフが5(サ5-20ア)。アダチのターン、一気に決めたいところだが、《沼》を置いてエンド。後続が出ない。
6ターン目、ライフが厳しいサミソがプレイしたスペルは、《獣群の呼び声》フラッシュバックでも、《野生語りのガラク》でもなく、《原初の命令》。
7ライフゲインで危険域を脱し(サ12-20ア)、ついでに《ボガーダンのヘルカイト》を手札に加えたサミソに対して、どうも手札が土地だらけのアダチは、この後《樹上の村》に2回殴られて《獣群の呼び声》をフラッシュバックされたところで投了した。

サミソ 1−0 アダチ

アダチが先攻を取った2本目は、両者ともノーマリガンでその後は静かな立ち上がり。アダチは4ターン目まで《人里離れた谷間》、《島》、《人里離れた谷間》、《島》と土地を置くだけ。一方サミソも、1ターン目《山》、2ターン目に《森》から《根の壁》、3ターン目に《樹上の村》、4ターン目に《山》。4ターン目、サミソは《樹上の村》をクリーチャー化して攻撃するが、アダチはこれを《送還》。
5ターン目、アダチは土地を置いてから、墓地にあるクリーチャーのキーワード能力を得る多相生物《石塚の放浪者》をプレイ。何のデッキかよく分からない。
返ってサミソ、セット《山》から《原初の命令》。アダチの場にある《人里離れた谷間》をライブラリートップへ戻し、自分のライブラリーから手札に加えたクリーチャーは《包囲攻撃の司令官》。
6ターン目、アダチは《石塚の放浪者》で攻撃を宣言(ア20-16サ)。《人里離れた谷間》をアンタップインで場に出し、見せたフェアリーは《霧縛りの徒党》。
アダチはターンエンドを宣言し、サミソのターンのアップキープに先ほど見せた《霧縛りの徒党》を瞬速でプレイ、《石塚の放浪者》が覇権され、サミソの土地が全てタップされる。ターンが飛ばされた格好のサミソは、《ウルザの工廠》をセットし、《根の壁》からマナを出して2体目の《根の壁》を出してエンド。
7ターン目、《霧縛りの徒党》が攻撃し(ア20-12)、《雲のスプライト》を場へ出してエンド。サミソはサーチしてきた《包囲攻撃の司令官》を1ターン遅れで場に出すも、ターンエンドにアダチから《恐怖》。ここで使えるマナは3マナ。《包囲攻撃の司令官》の能力で《雲のスプライト》を除去する。
8ターン目。アダチは《霧縛りの徒党》で攻撃し(ア20−8サ)、土地を置いてエンド。この4/4飛行をそろそろどうにかしないと負けが見えてきたサミソは、とりあえず《包囲攻撃の司令官》が残した1/1ゴブリントークン×3で攻撃してから(ア17−8サ)、第2メインフェイズに《霧縛りの徒党》へ《火葬》。これが解決されて、さらに《紅蓮地獄》をプレイ。これに対してアダチは《霧縛りの徒党》へ《送還》。
結局、手札に戻った《霧縛りの徒党》がターンエンドにまた場に出て、これに対する次の回答を用意できなかったサミソが次のターンに投了し、勝負は3本目へもつれこんだ。

サミソ 1−1 アダチ

3本目。先攻のサミソは《調和》1枚に土地6枚の初手を見てマリガン。引いた6枚は土地が2枚、苦い表情でこれをキープした。アダチはノーマリガン。
1ターン目、サミソは《樹上の村》。アダチは《人里離れた谷間》を《ベラドンナのとげ刺し》を見せてアンタップイン、そのまま《ベラドンナのとげ刺し》を場へ。
2ターン目、サミソは《燃え柳の木立ち》をセット、《根の壁》をプレイ。アダチは《島》をセットし《ベラドンナのとげ刺し》で攻撃してエンド(サ19−20ア)
3ターン目、サミソは《ウルザの工廠》を置いて《獣群の呼び声》。アダチは引いてきた《不安定性突然変異》を《ベラドンナのとげ刺し》につけて攻撃(サ15−20ア)。土地を置いてエンド。
4ターン目、サミソは《樹上の村》をセットしてエンド。アダチのターンのアップキープに《燃え柳の木立ち》から赤マナを出して、3/3になった《ベラドンナのとげ刺し》に《火葬》、これが通る。アダチは《沼》から《雲のスプライト》を《泥棒スプライト》をプレイ。《泥棒スプライト》は場にあるフェアリーの数だけ対戦相手は手札を公開し、そこから1枚選んで捨てさせるカード。サミソの手札は2枚しかないので、この2枚が公開される。公開されたカードは。

《紅蓮地獄》と《包囲攻撃の司令官》

どちらもアダチの場が壊滅するカード。仕方なく《包囲攻撃の司令官》を選び、ターンエンド。
5ターン目、残った《紅蓮地獄》がアダチのフェアリーを焼き払って、サミソは《獣群の呼び声》フラッシュバック。

手札は切れたが《樹上の村》と象トークンがあるサミソと、クリーチャーはいなくなったがまだ手札を残すアダチ。これで状況は五分に見えたが、アダチは後続を引けない。つけるクリーチャーがいない引いてきた《不安定性突然変異》を恨めしそうに眺め、ひたすら土地を置いてエンド。一方のサミソはセットランドしていた《樹上の村》と象トークン。最後は引いてきた2枚目の《獣群の呼び声》で、ここでアダチの勝利の芽が潰え、アダチが投了を宣言した。

サミソ 2−1 アダチ

※注1
何が2匹目のどじょうなのかは、以下「去年の都道府県選手権熊本大会決勝の模様」を参照してください。
http://diarynote.jp/d/54709/20061030.html

コメント

やきそば
やきそば
2007年11月2日14:43

いろいろと現場でいわくのあった二本目ですが、《原初の命令》で7ライフを得て《ボガーダンヘルカイト》を持ってきとけばわりと何とかなったんではないかなと。まあ、事後の話しですが。

やきそば
やきそば
2007年11月2日14:45

すみません「いわくのあった」は適切な表現ではないですね。つまり「勝てたんじゃない」みたいな話しになったという意味です。

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