今年も福岡のニッセン予選に参加してきました。デッキは殿謹製の「ラクドス」。去年の年末のファイナルズ予選で使った自作のウィザードデッキに勝るとも劣らない面白さで、さらにそれなりに強いんでこのデッキにしました。去年は何も考えずに適当にイゼットロンをコピーして出たら、途中でどうでもよくなって1−2ドロップという体たらくでしたが、今回はデッキが面白いので「どんなに負けても最後まで。というか、ラクドスで8回も対戦できるなんて幸せ」という感じで、7:46熊本発博多行きの特急で、去年同様仲間内6人で大会へ。

特急内で息先生といろいろ会話。ドラゴンストームは、最初に出てきたヘルカイトをピン除去して根絶したら、もう出てこないというありがたいお言葉を頂いたので、ここでサイドボードを少し変更。結局こんなデッキで大会に出ました。

メイン:Rakdos Deck Win(殿謹製)
23Lands
4 Snow-Covered Island / 冠雪の島
2 Snow-Covered Swamp / 冠雪の沼
3 Watery Grave / 湿った墓
3 Steam Vents / 蒸気孔
3 Blood Crypt / 血の墓所
3 Shivan Reef / シヴの浅瀬
2 Graven Cairns / 偶像の石塚
1 Dimir Aqueduct / ディミーアの水路
1 Rakdos Carnarium / ラクドスの肉儀場
1 Urza’s Factory / ウルザの工廠

6Creatures
4 Rakdos the Defiler / 穢すものラクドス
1 Dimir Doppelganger / ディミーアのドッペルゲンガー
1 Teferi, Mage of Zhalfir / ザルファーの魔道士、テフェリー

31Other Spells
4 Dimir Signet / ディミーアの印鑑
4 Remand / 差し戻し
4 Compulsive Research / 強迫的な研究
4 Rise+Fall / 隆盛+下落
3 Damnation / 滅び
3 Piracy Charm / 海賊の魔除け
2 Think Twice / 熟慮
2 Wrecking Ball / 破壊の宴
2 Repeal / 撤廃
1 Psychotic Fury / 病的な憤激

15Sideboard Cards
4 Bottle Gnomes / ボトルのノーム
3 Last Gasp / 最後の喘ぎ
3 Extirpate / 根絶
2 Tormod’s Crypt / トーモッドの墓所
2 Wipe Away / 拭い捨て
1 Damnation / 滅び

使い方はいたって簡単、場は滅びで流して耐える、相手の手札は全部叩き落して耐える、それからひたすらラクドス様で殴るというデッキです。たまに2段攻撃がつくと、相手の場が壊滅します。さらにごく稀に、3ターン目に登場したドッペルゲンガーが4ターン目に攻撃宣言して、青チャームでラクドス捨ててコピーすると、相手の場だけ半分になります。ということで、「ラクドスでサクるのは、端数切り上げですよ」と何回説明するのだろうかとドキドキしながら、今年も大会スタートです。
参加者数116人くらいで去年より増加。本戦出場の権利獲得者数は7人。

R1 対ソーラーフレア ××
1本目:相手の酷評でラクドスと二段攻撃がめくれて多少びっくりされる。で、周りのテフェリーやら何やらは華麗にスルーされてラクドスがリムーブ。こちらも負けじと迫害青指定。年代史家が落ちて屈辱やら絶望の天使やらが残り、このまましばらく膠着するかな?と思ったら返しの相手ターンに強迫的な研究を撃たれる。ずるいー。そこから次々とドロースペルにアクセスされて、手札たくさん年代史家で負け。
2本目:3ターン目に撃った強迫的な研究を根絶されてなえる。こちらもお返しに強迫的な研究を根絶するが、相手のデッキには軽騎兵、フィンケル、年代史家とドロースペルが山ほど残っているのに対し、こちらは熟慮でしょぼいドローをするしかなくなって、挙句にやっぱりラクドス様は酷評でどこかに飛んで行く。負け。

R2 対黒コン ××
1本目:序盤、こっちは下落、あっちは呆然とかでハンドを落としあう。そのうちでっかいコーラシュが登場するも、工廠トークンでチャンプを繰り返して滅びを待つ。が、滅びを引く前にヴァンパイアを出されて終了。
サイドボードで、どうせコーラシュもヴァンパイアも再生するから破壊の宴イラネとか思って全抜きすると。
2本目:相手が3ターン目に出したファイレクシアのトーテム像にぼこぼこに殴られる。滅び効かないし。

ということで想定の範囲内ながら連敗スタート。まあ、本当の戦いはこれからだと言い聞かせながら、逆トップ卓へ。

R3 対黒赤白リアニ ○○
1本目:序盤相手がひたすら印鑑を並べてくる。デッキがわからないまま、とりあえず迫害を撃ってみると、オロスやらアクローマやら絶望の天使やらが墓地へ。これ幸いとドッペルゲンガーをプレイするも、秒で滅びを撃たれる。マナが余ってたのでオロスをリムーブしておく(本日初の変身)。こちらはテフェリーで何回か殴った後、ラクドス様降臨。ダブルストライクで殴って今日初勝利。
2本目:序盤相手がおかえりランドをプレイしたのを、刹那ブーメランして、さらにプレイされたおかえりランドを破壊の宴で壊してテンポを稼ぐ。その後撃った迫害が強すぎて、相手の手札を6枚くらい落とし、残る手札は土地だけになる。これでしばらく安心だと思ったら、返しのターンで戦慄の復活される。墓地にはアクローマ、オロス、ヘルカイト。相手の場は6マナくらい。こっちは手札にラクドスがあるけど滅びはない。アクローマ出されたら負けかなーと思ったけど、相手の選択はオロス。返しでこっちもラクドスをプレイして、怪獣大決戦を開始。でもどう見てもラクドスの方が怪獣パワーが上で、さらに二段攻撃まで引いてきたので勝ち。対戦終了してから「アクローマ出されたら辛かったですよ」と言うと、バウンスされてもまた展開できるからオロスにしたとのこと。なるほど。

R4 対緑単タッチ黒ビート ○×○
1本目:相手のデッキがよく分からず、後攻3ターン目に適当にドッペルゲンガーを出してみる。すると、返しでよりよい品物をプレイされる。返ってきたターンで、手札をよく見てみると。
すぐマナが出る土地→○
青チャーム→○
ラクドス→○
役満揃ってるー!
ということで、まずは0/2のドッペルゲンガーでおもむろに攻撃宣言。ダメージスタック前に、青チャームをプレイ。ディスカードを選んで、対象はもちろん自分。この時点で対戦相手は何がなんだかわからない模様。で、ラクドスを捨てて初めてびっくりされる。そりゃそうだ。結局、その後もラクドス様が殴って殴って勝ち。
2本目:序盤速攻でよりよい品物を出されて、次から次に巨大化された生物が一回殴って大量のドローに変換されていき対処できずに負け。
3本目:迫害で緑って言ったら、相手の手札が全部なくなって勝ち。迫害が詐欺すぎます。

R5 対ジョダートロン ○○
1本目:相手がなかなか土地を引かない、こっちは土地しか引かないで相当グダグダな展開に。その後、ラクドスが占有されて慌てて滅び撃ったりしながらターンが進み、こちらの場には全部で14マナくらい。トロンの相手よりよりマナ出るし。ターンエンドにテフェリープレイしたらあっさり通って、続けてラクドスもプレイして次のターンに勝ち。
2本目:対戦相手が奇跡的な回りを見せる。1ターン目に青マナが出る土地、2ターン目に印鑑、3ターン目に2種類目のウルザ地形、そして4ターン目に変成でタワー持ってきてトロンがそろい、おまけにタワー3マナから連合の秘宝まで出される。印鑑も立ってるので、カウンターのマナが立ってる状態。そんなの無理だろうと思いながら、メインフェイズに土地フルタップで破壊の宴をタワーに撃ってみる。この段階で完全に投げやり。するとなぜかこれが通る。ラッキ。ターンエンドを宣言すると、エンド時に秘宝にカウンターを置かれて、返しで燎原の火。相手の場には印鑑と連合の秘宝が残り、こっちは場のパーマネントが全滅する。相手は土地をおかずにエンド。こちらの手札は土地と印鑑ばっかり。にやり。それから3ターン後に迫害青指定がうっかり通って相手の手札を6枚落とし、ドッペルゲンガーがジョダーに変身して殴りきって勝利。

R6 赤単嵐の精体 ×○×
1本目:2ターン目にうっかり出てきた5/5嵐の精体にぼこぼこに殴られて負け。
2本目:サイドボードのボトルノームを全力投入して、さらにそれを隆盛で使いまわすライフ大事作戦で勝利。
3本目:この3本目は本当にすごくて、今までマジックやってきた中でも1、2を争うような劇的な対戦でした。終盤、火力でライフをどんどん削られて、場に炎の印章と赤ルサルカと巻物の大魔術師。場の起動型能力を全部叩き込まれるとライフがなくなるが、ボトルノームがいるので一応負けはしないが膠着状態。こちらもボトルノームで粘りつつなんとかラクドスを場に出すところまでは行き着く。相手はハンド1枚(土地確認済み)で、ラクドスで殴りたいなーと思いながら、自分のターンを迎え、通常ドローしたら刹那バウンスを引き当てる。手札にはサイドアウトし忘れた迫害があり、巻物バウンス→迫害赤指定で火力で焼ききられる恐怖を排除、ついにラクドスが殴る。相手は印章とルサルカを飛ばしてきて、こっちのライフは1(ボトルノームが場にあるから実質4)。相手のライフは12になって、場は山×3。相手のターン、ドローゴー。これで手札は土地と何か1枚。こっちはもうラクドスで殴るしかないのでアタック。何も起きずに通って、相手のライフが5、相手の手札が2枚、場には山1枚。2マナで4点飛ばされることはないだろうと、ここで勝利を確信する。返って相手のターン。ドロー。セットランド。炎の儀式(1枚目)。脅しつけ。

R7 対だっさんトロン ××
1本目:なんで福岡まで来てだっさんと対戦せなあかんのですか!迫害で青って言ったら、ハンドに煮えたぎる歌だけ残して他全部落ちて、楽勝らくしょーとか言いながらラクドスで攻撃したら、煮えたぎる歌→さっき引いた撤廃とかされてこっちだけパーマネント半分に。迫害からトップデッキされるの本日3回目。なぜトロンに煮えたぎる歌が入ってるんだというようなツッコミは本人にしてください。
2本目:ダブルマリガン後土地が3枚で止まる。

ここで時間が押してて帰りの電車が怪しいことになるが、仲間内で息先生が最終戦勝てば3%くらいの確率で抜けるんで全員続行です。個人的にも8回戦は未知の領域で、やってみたかったし。

R8 対?? ??


ということで、今年は3勝4敗1ハテナでした。1ハテナの詳細は、ペアリングされたのに対戦相手が来ないという(ry
とにかく今日はこのデッキでやりたいことは全部出来たし、今までで一番面白い九州予選になりました。8回戦は残念でしたが・・・。1番強かったカードは迫害かなあ。10版で落ちそうだし、最後に使い倒せてよかった。そうそう、デッキを作ってくれた某殿なんですが、「対戦相手を5ターン以内に倒せば相手のデッキなんて関係ないぜ!」と意気込んでましたが、ドラゴンストームに3キルされてました

大会全体の印象としては、トロンとドラゴンストームがやっぱり多くて、トリコはほとんどいなくて、ナルコブリッジは全然見ませんでした。あと、やっぱり契約のマナ払い忘れて負けてる人がちらほら。あと、ボブのめくり忘れで警告受けたり、2回やっちゃって負けてる人もちらほら。

息先生は最後勝ったけど抜けられず。とまあ我々はへぼかったのですが、熊本勢からは「スタンダード触るの3ヶ月ぶり」というS君が抜けてました。さすが過ぎます。

最後に、ヘッドの大林さんはじめスタッフの皆さん、おつかれさまでした&ありがとうございました。

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