田原さんをはじめ日本側出席者が、日本が中国側に対しておこなった戦争は侵略戦争であった、日本の国民の多くはそう思っている、それを中国側にはもっと知ってほしいと言ったあとに、中国の先生が

「しかし、日中で行っている歴史認識に関する研究会に出席している日本人は、少なくとも半分以上がそんなことは言っていない(つまり侵略戦争だったとは言っていないということかな?)」

と発言されました。この場面では明らかに日本側のメンバーが返答に窮していました。結局「それはおかしい」と言って話は終わってましたが。

もしこのことが事実だとしたら、おそらく政府が選出してそういうレベルの協議に送り込まれている、朝生の言葉を借りれば「少数の意見の」人たちが、偏った日本観を中国に伝えてるんでしょうか。

でも、ちょっと考えたらそれって普通に起こりそうなことですけどね。たとえば、日本と中国から4人ずつ有識者を出して、歴史について研究しましょうとなった時に、日本側の4人の内訳が、

・侵略だった、ごめんなさい
・侵略だった、ごめんなさい
・侵略だった、ごめんなさい
・侵略だった、ごめんなさい

こんな4人だと中国の主張する歴史が全部盛り込まれる面白い事態になってしまいます。となると、左右平等な感じで選ぶだろうから、

・侵略だった、ごめんなさい
・侵略だったけど、仕方ないよねえ
・侵略だったかどうか議論の余地がある
・侵略ではなかった

こんな感じかな?おお、これだと確かに100%日本の非を認めているのは1人だな。

有識者っていっても右も左もいるんだから、そうなると国と国とで歴史を研究するのっていいことばっかりじゃないかもしれない。草の根や民間の交流に、もっと託してもいいのかもしれないですね。

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