あんまり膨らませるつもりはないんですけど。

 どっちが有利かを証明するなら、多分mtgの対戦を母数10万くらい取ってきて、先攻と後攻の勝率を出すといいかと思います。が、そんなことはできないんで、机上の空論ってことで。

 まずは参考として、将棋は先攻後攻どちらが有利かってのを調べてみたんですけど、どうやらプロの対戦だと先攻の勝率が55%らしいです。やってることがやってることだけに、先攻が有利っていうのも頷けます。それから、囲碁はどうなってるかというと、これはもう明らかに先攻が有利なんで、コミという制度(先攻が後攻に与えるハンデ)を設けています。ヒカルの碁で知ったんですけどね。ヒカルの碁が連載されてた時はコミは5目半だったんですけど、今はどうやら6目半になってます。
 とまああくまで参考なんですけど、将棋と囲碁はこんな感じになってます。mtgとは競技性が違いすぎるかもしれませんが、ひとつ注目すべき点が。それは、先攻後攻どっちが有利かを考える上で、mtgは囲碁寄りであるという点。具体的にいうと、先攻は1ターン目のドローをとばすことで、後攻にアドバンテージを与えているという所です。これはつまり、普通にやったら先攻が有利に決まってるだろうということを、ゲームの作り手自らが認めているということです。

 以上の点から、mtgは先攻と後攻どちらが有利なのかという問題は、言い換えれば後攻がゲーム開始時に(実質的に)手札が1枚だけ多いことは、先攻有利なこのゲームにおいてどれだけ双方のアドバンテージを埋めることができているのかという問題だと思います。そしてどちらが有利なのかを論ずるのであれば、この1枚のカードアドバンテージで先攻有利の(主にテンポ)アドバンテージをどれだけチャラにできているかを考えなければならないでしょう。

 囲碁はコミが変わりました。でも、コミ6目半でも黒(先手)を持ちたいという棋士もいます。mtgも「所詮先攻ゲー」という風潮があまりにも高まれば、もしかしたら後攻側へのハンデが大きくなるかもしれませんね。

 だからと言って、スタートで手札に2枚差をつけるのはちょっとアレですが。スタート時のハンド枚数がどうこうっていうのは、デッキにもよりますしね。後攻は初手8枚でドローステップを飛ばすとか?ただ、リミテッド(特にシールド)なんかを考えると、意外に面白いかもしれません。

・・・実際に考えるのは、そのうちってことでノシ

コメント

ゆきやん
ゆきやん
2007年1月2日17:02

>1枚のカードアドバンテージで先攻有利の(主にテンポ)アドバンテージをどれだけチャラにできているかを考えなければならないでしょう。

無理ぽ

暴君
暴君
2007年1月3日23:17

ボロス同士ならみんな先手を打ちたいだろうし
ナシフトロン同士ならよくわかんない(もしくはそんな対戦やりたくない)
とか?
「じゃんけんで勝った人が先攻を選ぶ習慣が存在する限り先手有利。」とかは?

ゆきやん
ゆきやん
2007年1月5日12:42

数値の問題なんです、結局。ボロス使ってて先攻やりたいのって、何となく感覚じゃないですか。それを、「実はボロス対ボロスは後攻の勝率が53%」とか数字出されたら、次の日から後攻選ぶようになると思うんですよ。
先攻と後攻はどっちが有利かっていうのを、数値化できないかと思った、そんなヒマな年末年始だったというわけですよ。

>「じゃんけんで勝った人が先攻を選ぶ習慣が存在する限り先手有利。」は、結構深い気もしますね。

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