衆院選

2005年9月11日 時事ネタ
結果を受けて色々言われてますが、色々言うなら自分の立場を明確にしておかないといけない。

・郵政民営化について
反対しませんが積極的に賛成するわけでもありません。

・支持政党について
どの党が政権を担うべきかという議論なら、今は自民党です。民主党が今回の選挙で仮に政権を取っていたとしたら、日本は政治だけでなく様々な分野で混乱をきたしていたと思います。そもそも自衛隊を即座に撤退させるというのは責任感がなさすぎです。政権を担当するなら、これまでの日本が行ってきたことへの責任はゼロと言い張ることはできない。
ただ、私は自民党員ではありません。今回も自民党には小選挙区、比例ともに投票していません。これについては後で書きます。その点で、私はいわゆる無党派層に属していると思っています。

・今回の衆院選の私が望ましいと思っていた数字について
?自民党で単独過半数確保。
これがなければ安定した政治は行われません。
?民主党が解散前の議席+10。できれば200弱。
つまり、2大政党制の継続と発展。
?公明党の議席減。
自民党と一緒だから。

以上を踏まえて今回の結果についていろいろとメモを残しておきます。1年後にこれを見て自分がどう思うか、楽しみだ。

さて、自民党が勝ちました。勝ったどころか大勝です。民主党は大敗です。まず、小泉総理は国民からの新任を受けたと間違いなく思うでしょう。もう恐いものなんてありません。自分の意見が通らなければ、その人を切って捨ててしまえばいいのですから。このことについては、国民が太鼓判を押しました。これでほぼ間違いなく郵政民営化法案は成立します。さすがに夏に法案に反対した参議院議員も、この結果を受けて賛成に回らざるをえないでしょう。
次に、2大政党制が崩壊の危機に瀕しました。正直政権を取る気すらない野党が消滅しようがそんなことは知ったことじゃないんですが、民主党が弱体化するのは日本の国家としての損失です。先ほど述べたとおり、確かに今の民主党はまだまだ党としての基盤も弱く政権を担当できる力があるとは思わないけれど、ただ政権交代を目指す最大野党として今後力をつけていく必要があった。5年後、10年後に本当の意味で政権選択選挙を行うためには、民主党に成長してもらうことが不可欠でした。そのためにも、民主党は衆議院でそれなりの議席を有して自民党にものを言える立場を保ってもらわなければなりませんでした。今回の選挙に関しては、選挙の戦い方に問題があったのではないかという声も聞かれますが、民主党の選挙の戦い方のどこに問題があったのか分かりません。代表はじめ各候補が愚直に政策を訴えて選挙戦を戦った。王道ではないですか。ただ、今回ばかりは相手が悪かった。おそらく民主党は、どんな戦い方をしたとしても負けてます。

自民党が(というより小泉さんが)日本を変えてくれるというものすごい突風が吹いて、自民党が圧勝しました。大勝したのだから、必ず日本は変わるだろうと国民は思うでしょう。その期待感はこれまでのそれと比較になりません。しかし、4年で日本が変わるはずはない。そうなると今回の結果を導いた国民の失望感は大きい。次回の総選挙は以上のことから自民党は負ける・・・と思いきや、民主党が成長する要素が断たれてしまったため。政局は混乱する。それは困る。

だいたい、自民党が擁立した新人候補がちゃんと政治家として仕事ができるかというと、かなり怪しいところだ。ある日突然電話がかかってきて、じゃあやってみるか的な人たちが大量に国会議員になった。これは今後の国会と個々人の仕事ぶりをみていけば答えはでるだろうが。

ホリエモンはちょっとした売名行為のつもりが、本当に当選しそうになって冷や汗ものだったろう。むしろ当選して二ヶ月くらいで辞めていくのを見るのも・・・。

あと、テレビ朝日の衆院選特番の司会者はもう選挙の報道をやらないほうがいい。というか、その資格がない。生放送で候補者と感情むき出しでけんかトーク、逆切れの挙句これは国民の総意みたいな聞き方をしていた。やっぱ久米さんで。

小泉さんだけど、まずは靖国ね。行くね、絶対行く。国民からの支持は得られたとかわけの分からないことをまた言い出すよ。中国と韓国との仲は一層険悪になること間違いなし。

もう、明日に続く。

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