熊本県の都道府県選手権、決勝戦で「シホウ」と書き出された、ホントは「シロウ」の1日。この日記の中では、殿と呼ばせていただきます。

まずは殿の基本情報から。彼は赤使いです。赤をこよなく愛しています。彼の一番好きなカードは、おそらく、ではなくほぼ間違いなく



です。そんな殿ですが、マジックプレーヤーとしては、「勝てる人」に分類されます。デッキセンスもあります。凡人の僕にはほとんど理解できません。彼の非凡なセンスを垣間見た事件をいくつか紹介しましょう。

・そんな理由でトリコロールかよ事件

あれは、アポカリプスの発売前でした。「対抗色が来るぞ!」ということで、新しいデッキタイプの研究がいたるところで行われていました。そんなある日のこと。
殿「赤青白強いよ」
僕「まじでー?(半信半疑)」
そして数ヵ月後、1000人トーナメントとなったGP神戸で、ノンクリのトリコロール(トレンチ)が優勝したのです。
そんな殿が、通販で最初に買い集めたカードは、1枚100円の

ラッカボルバー

トリコロールが強いと言った理由も、

ラッカボルバー

その後地元の公認トーナメントで優勝したときも

ラッカボルバー

僕は凡人です。トリコロールには目もくれませんでした。彼は非凡です。トレンチではなく、ラッカボルバーです。

・そんな理由でマイコマーチ事件

あれは、頭蓋骨絞めが禁止される前、トーナメントシーンで猛威を奮っているころでした。僕は、「殿は、当然しばらくはゴブリンを使うんだろうな、クランプ強いし」と思っていたのですが、何を思ったのか、いつの間にかデッキが青白になっていました。

青白?
なぜに青白!?

ゴブリン+クランプの強さは、誰もが認めるところ。それなのに、ああそれなのに。だから言ってやりました。

僕「殿うまいから、ゴブリン使いなよ。強いよ、スカルクランプ」
殿「強いカード見ると、倒したくなるんだよね。強いよ、マイコマーチ」

それから数ヵ月後、カナダ選手権で彼が使っていたのと同じようなデッキが決勝で相見えました。

強いカードを倒したくなるという、ある意味勇者、殿。彼は今日までどんなに親和を勧めても、自分で1から作ったデッキしか使いません。 ただ、僕より間違いなく強いので、やっぱり僕のほうが凡人です。

こんな殿が、都道府県選手権で見せた雄姿を、見やすいでしょうから明日の日記に載せます。

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