プロ野球

経営者側と選手側が合意して、週末のストが回避されたと。この件に関しては、いろいろな立場でいろいろな意見があると思うけど、僕の個人的な意見を少し書いておこうかと。

まず、選手会が自分たちの意見を述べる機会が発生したことに関しては、いいことだと思う。ただ野球をしてるだけじゃだめな状況になって、きっちり動けたことは、古田会長ご立派。ただ、世論を味方につけた時点で、少し感情的になってしまったかも。「プロ野球ファンのために」近鉄・オリックスの合併反対とだけいえば、聞こえはいいかもしれないけど、このままほっといたら会社がつぶれるから合併しますって言ってるわけで。

実は、渡辺オーナーのやり方が、理にかなった合理主義的な考え方なのかもしれない。10球団で1リーグ。大きな企業のトップに立つ人なりの、ものの考え方ってあるんだろうね。まあ、この人はちょっと強引過ぎたけど・・・。理にはかなってても、時代に合わなかった、ってとこかな。

やっぱり、世論は無視できない存在だってことでしょう。ことが大きければ大きいほど。「世論が必ず正しいとは限らない」って、政治評論家が言ってたけど、「世論を無視することはできない」ってことか。ということは、今回古田選手会長はうまく立ち回ったんじゃないかなあ。

どっちが正しいかは、時代が証明してくれるでしょうが、それはまだまだ先の話。来シーズンも12球団になってくれるのは、個人的には歓迎です。